うきはオリーブ
ぶどうの剪定が終わったので、オリーブの剪定に入ります。
僕の実家の地区では葡萄を作っているなら、柿も一緒に作る農家が大半をしめています。
葡萄を収穫し終えたらすぐに柿の収穫に入れるようにする為です。
ですが、山のぶどうでは夫婦二人で農業をしているので、柿まで栽培をするとなると手が回りません。
しかも柿は色々と手がかかり、良いものを作ろうとすると高い技術も必要です。
山のぶどうでは
一つ一つを丁寧に、そして大切に。
という理念のもと葡萄を育てているので葡萄に入り出したら葡萄に専念したい。
なので柿は作れない。
しかし柿を作らないと葡萄の収穫が終わり剪定に入るまでの期間は二人で遊びたおしてしまうことになります。
そこで、うきは市が2009年から耕作地放棄対策として柿に代わる新たな作物にオリーブを薦めているので、栽培をする事に決めました。
その当時、聞いた話によると摘果作業も必要ないし消毒も2〜3回でいい。管理作業は除草作業がメインで
剪定は適当で頭を使わなくていい。収穫も塩漬け用とオイル用に分けるから一気に収穫できる。
と言う夢のような話でした。
こうゆう良い話は信用するタイプではないので、そこにはあまり魅力を感じませんでした。
僕が惹かれたのは、
国内産のオリーブの量は需要に対して全然足りていない。
うきは市ではみんながほぼ同時にスタートするという事。大先輩の農家さんでも、新規就農して作り出す人も
みんなほぼ同時。という事はどうやって育てればいいかはっきりした事は誰もわからない。
そこに魅力を感じました。
あと一つ理由があるんですが、これが一番の理由になるかもしれません。
それは、何といってもオリーブというのは雰囲気が抜群にいい!!葉っぱの垂れ下がり具合やそれに実がなっている状態など、すべての雰囲気が大好きです。
本当に素晴らしい。
常緑樹なので真冬でも鮮やかな緑の葉っぱが目をひきます。
山のぶどうは一旦お休みして、明日から山のオリーブになります。
2015/01/28 更新
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