葡萄の勘違い
葡萄はつる性の植物なので春になると枝の先端だけ芽がでてしまいます。
先端だけ芽が出ても良くないので今日から芽キズ処理という作業をしていきます。
この芽キズ処理というのは蕾の少し上に一箇所ずつハサミでキズを入れていくという作業です。
この作業をすると先端だけでなく枝元から中間も芽立ちがバチッと揃って出てくるようになります。
不揃いで芽が出ると管理作業の時期もバラバラになってしまい
最終的には品質や収量に影響がでてしまって悲しくなります。
「山のぶどうのおじちゃん、どうしてハサミでキズをつけると芽が揃ってでてくるの?」っと
全国のちびっこ諸君からお手紙をた〜くさんもらったので、今日は特別にその質問にお答えしたいと思いま〜す。
理由はかんたんで〜す。
キズをつけたところが枝の先端だと勘違いして芽がでるんですね〜。面白いですね〜。かわいいですね〜。
キズをつけたところでホルモンがとどまって、そして・・・ とかマニアックなことはあるけど、簡単にいうと勘違いしてでてくるということですね。
この畑だけで何万個の蕾があるかと想像するとすぐに戦意損失してしまうので、妻にはバレないように 一つキズをつける度に、ここが先端だよ。と不敵な笑みを浮かべながら優しく包み込むようにつけていこうと思います。
2015/02/25 更新
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