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山のぶどうも春を迎えました。

エイプリールフールも終わり葡萄の木も動き始めました。
芽が出てくるまでは待ち遠しいのですが、やっとでてきたと思ったらすぐに成長します。
いよいよ忙しくなってきます。

昨日の雨が嘘のような快晴。ぽかぽかして気持ちいいですね。
こんな日に畑で食べるお昼ご飯はとても美味しく感じます。
明日からはまた雨が降るみたいなので今日の青空を楽しみたいと思います。

ぶどうの春 芽立ち

今年もさらに美味しいぶどうが実り、大切な出会いになるよう努力します。
すべてはお客様の喜びの一つになるように。

2015/04/02 更新

山のぶどう ゆっくりになりました。

露地巨峰の誘引作業が終わりました!!
畑がすっきりして気持ちがいいです。隣の畑の端まで見えます!

葡萄の芽がでてくるまでは仕事は一旦落ち着いたので、明日からはまだ終わっていない皮むきをしたり
今年使う農機具のメンテなどをします。
機械のメンテは今しないと芽が出てからではバタバタになってしまうので今の時期にしておきます。

種あり巨峰 誘引

種あり巨峰 誘引後

2015/03/15 更新

最強の助っ人

誘引作業を繰り返す日々で、頭がパンクしそうになっていましたが
今日はなんと最強の助っ人が畑にきてくれました。
この人が来てくれると畑の中が一気に明るくなります。
では早速登場してもらいたいと思います。はらそうすけ君です。

山のぶどう 奏介

色味のない冬の寒い畑にその人が来てくれるだけで、うちの畑には花が咲いてくれました。

冬のぶどう畑 花

こんな幸せの時間も嵐のように過ぎ去っていきます。
畑で1時間くらい遊んでからおやつを食べ終えると、暇になったのかワガママを言いだし泣き出したので帰しました。

帰った後の畑の静かさ。耳がキーンなってます。

2015/03/13 更新

枝を棚に結ぶだけ

本日から露地巨峰の誘引に入ります。
誘引とは枝を棚に結ぶだけ。ただそれだけですが、この誘引も大切な仕事です。

葡萄はどうしても先に伸びようとするので、先端方向に誘引すると勢いがよくなります。
逆に主幹の方向へ誘引すると落ち着きます。
この特性を活かしてその木や主枝に合った誘引をするのが大切です。

樹勢が強いと木が元気で立派な実がなると思われがちですが、強すぎると花が咲くだけで実にならず
流れてしまいます。
逆に弱すぎると花が咲いて実になっても、小さくて完熟する前に枯れてしまいます。

葡萄は強くもなく弱くもない中等が理想ですが、なかなか理想通りにはいきません。
それを剪定や誘引でカバーします。
弱いところはやや先端方向へ、強いところは主幹へ戻して理想の強さへ近ずけます。

この作業が終わると一旦落ち着くので、終わるまでは頭をフル回転させて頑張ります。

2015/03/09 更新

葡萄の勘違い

葡萄はつる性の植物なので春になると枝の先端だけ芽がでてしまいます。
先端だけ芽が出ても良くないので今日から芽キズ処理という作業をしていきます。

この芽キズ処理というのは蕾の少し上に一箇所ずつハサミでキズを入れていくという作業です。
この作業をすると先端だけでなく枝元から中間も芽立ちがバチッと揃って出てくるようになります。
不揃いで芽が出ると管理作業の時期もバラバラになってしまい
最終的には品質や収量に影響がでてしまって悲しくなります。

「山のぶどうのおじちゃん、どうしてハサミでキズをつけると芽が揃ってでてくるの?」っと
全国のちびっこ諸君からお手紙をた〜くさんもらったので、今日は特別にその質問にお答えしたいと思いま〜す。
理由はかんたんで〜す。
キズをつけたところが枝の先端だと勘違いして芽がでるんですね〜。面白いですね〜。かわいいですね〜。

キズをつけたところでホルモンがとどまって、そして・・・ とかマニアックなことはあるけど、簡単にいうと勘違いしてでてくるということですね。

この畑だけで何万個の蕾があるかと想像するとすぐに戦意損失してしまうので、妻にはバレないように 一つキズをつける度に、ここが先端だよ。と不敵な笑みを浮かべながら優しく包み込むようにつけていこうと思います。

うきは ぶどう 芽キズ

浮羽 ぶどう 芽キズ

2015/02/25 更新