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ピオーネの皮むき

日中はだいぶ暖かくなってきたので今日から種なし葡萄の木の粗皮を剥いていきます。
この皮の下にも病原菌や虫など寒い冬を越すために身をひそめて隠れています。虫の中には葡萄に悪さをしてしまう虫もいるので、寒くて活動が鈍い時期に除去したいと思います。

葡萄の木

去年できた皮だけを剥きます。機械を使って水圧で皮を剥く方法もあります。そのほうがかなり早く終わるんですが、少しでも芽に当たってしまうと削れてそこからは二度と芽は出なくなってしまいます。
そんなリスクはいらないので時間はかなりかかりますが手で一つずつ剥いていきます。

ぶどうの木 粗皮剥ぎ
ブドウの木

こんな感じでツルツルになったぶどうの木です。まだまだ寒そうに見えてしまいます。

2015/02/14 更新

カッチカチやらサックサク!!

今回は葡萄棚についている巻ヅルを取っていきます。
これがとにかく時間がかかりカッチカチになった巻ズルは硬いので手までカッチカチになるくらい疲れます。
だから取らないでそのままにしている農家さんもあるのですが、山のぶどうではどんなに時間がかかっても
どんなに手がカッチカチにこわっても除去します。
これには理由があって枝の焼却とおなじ理由になってしまいますが。

それは、カッチカチになった巻ズルに病原菌が潜んでいるからです。病原菌の塊といっていいと思います。
なので、今年伸びてくる枝が病気になるのを防ぐためにカッチカチの巻ズルをカッチカチになった手で取っていきます。

ただ唯一カッチカチからサックサクになるタイミングがあります。それは雨が上がった時です。
手は寒さでキンキンになりますが巻ヅルがサックサクになるので頑張って除去しています。

ちなみにカッチカチの手にも限界があり、カッチカチの壁をこえるとパンッパンでピッチピチになっていきます。

うきは 巨峰 巻ズル

浮羽葡萄 巻ヅル除去

2月特有の曇り雨の天気なので写真が暗く写ってしまいました。

2015/02/05 更新

オリーブの剪定

なんとかオリーブの剪定が終わりました。今年初めて剪定したので、色々考えながら剪定してたけど
経験や実績がない分徐々に不安になり、これでいいとかな~とかブツブツ独り言がでてしまいました。

樹勢がとても強いのでなるべく剪定しないでいいようにしたいけど、高さは抑えたい。という問題があり悩む日々が続いてました。

そんなある日、オリーブ部会で出会った何十年も農業をしている大先輩に会う機会があったので相談してみました。すると、すぐに「こうしてみたら」っと言って紙に書きながら説明までしていただきました。やっぱり経験豊富な方の知恵はすごいと改めて思い、いいアドバイスをいただいて大部分の問題が解決したと思います。

今度はまた今年実行した剪定を一年かけて検証して、来年はもっと実がなるように、再来年はもっっと実がなるようにしていこうと思います。

左が剪定前で右が剪定後です。わかりにくいですが、ほとんど枝は切っていないのに反対側がだいぶ見えるようになってすっきりしました。

うきは オリーブ 剪定前 浮羽 オリーブ 剪定後

2015/02/3 更新

いい景色

今日からオリーブの剪定に入ります。

どうでもいい話ですけど、僕はその日の剪定を始める一発目は「お願いしま〜す」と
心の中で言いながら切ります・・・ 特に意味はありません。

うきは オリーブ 景色

こんな見晴らしのいいところで仕事をしています。幸せです。
田舎って最高っ!!

2015/01/29 更新

うきはオリーブ

ぶどうの剪定が終わったので、オリーブの剪定に入ります。

僕の実家の地区では葡萄を作っているなら、柿も一緒に作る農家が大半をしめています。
葡萄を収穫し終えたらすぐに柿の収穫に入れるようにする為です。
ですが、山のぶどうでは夫婦二人で農業をしているので、柿まで栽培をするとなると手が回りません。
しかも柿は色々と手がかかり、良いものを作ろうとすると高い技術も必要です。

山のぶどうでは
一つ一つを丁寧に、そして大切に。
という理念のもと葡萄を育てているので葡萄に入り出したら葡萄に専念したい。
なので柿は作れない。
しかし柿を作らないと葡萄の収穫が終わり剪定に入るまでの期間は二人で遊びたおしてしまうことになります。

そこで、うきは市が2009年から耕作地放棄対策として柿に代わる新たな作物にオリーブを薦めているので、栽培をする事に決めました。
その当時、聞いた話によると摘果作業も必要ないし消毒も2〜3回でいい。管理作業は除草作業がメインで
剪定は適当で頭を使わなくていい。収穫も塩漬け用とオイル用に分けるから一気に収穫できる。
と言う夢のような話でした。

こうゆう良い話は信用するタイプではないので、そこにはあまり魅力を感じませんでした。

僕が惹かれたのは、
国内産のオリーブの量は需要に対して全然足りていない。
うきは市ではみんながほぼ同時にスタートするという事。大先輩の農家さんでも、新規就農して作り出す人も
みんなほぼ同時。という事はどうやって育てればいいかはっきりした事は誰もわからない。
そこに魅力を感じました。

あと一つ理由があるんですが、これが一番の理由になるかもしれません。

それは、何といってもオリーブというのは雰囲気が抜群にいい!!葉っぱの垂れ下がり具合やそれに実がなっている状態など、すべての雰囲気が大好きです。
本当に素晴らしい。

うきはオリーブ 1月

うきはオリーブ 並木

うきはオリーブ 葉っぱ

常緑樹なので真冬でも鮮やかな緑の葉っぱが目をひきます。
山のぶどうは一旦お休みして、明日から山のオリーブになります。

2015/01/28 更新