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僕の師匠

2015年の山のぶどうの葡萄の剪定は今日で終わりました。
常に自分なりに色々考えながら剪定するので終わるまでが、長〜く感じます。
そんな日々も今日で終わりです。

毎年剪定後には来年に向けての課題が残りますが、当然のように今年も色々と残りました。
剪定で試したい事や挑戦したい事があると実行できるのは来年まで持ち越しと言うことになります。

持ち越す事には良い面と悪い面があり、
良い事とは去年の剪定で実行した事を葡萄の生育を見ながら考え
答えを出すまでの時間が一年間あるという事。
悪い事とは一年に一回しか実行できないので数多くはできないし
もし失敗すればその年の葡萄の品質に影響がでるという事です。
それでも、去年より美味しいものを作り続けたいので挑戦し続けます。

失敗を怖がって何もせず面倒くさいからと言う理由で毎年変わらず同じように作業をしても
今はそれで良いかもしれません。何年かはそれでも良いかもしれませんが葡萄も生き物なので
いつ・どこで・どんな症状が出るかわかりません。その時のために、考える癖を自分につけて
もし何か症状がでた場合に早急に手を打ち最小限の被害で済むようにする為に努力しています。

この「考える癖」というのは、僕の師匠からの教えなんです。
師匠と言っても僕が勝手に師匠と思っているだけで、その先輩はどうも思ってないとは思いますが。
師匠に出会って、農業LIFEはぐるぐるっと変わりました。まだ出会って2・3年しか経っていないのに、初歩的なことから普通では教えてもらえないような所まで本当に色々と教わりました。できればもっと早く出会いたかったです。
僕より10歳近く年上なのに、いろんな事を挑戦し続けています。その行動力や頭の柔らかさなど本当にすごいです。見習うべき所ばかりあります。

師匠を見習いながら良い所を吸収し、自分なりの農業を妻と一緒に楽しんで行こうと思います。
師匠の話をしだすと止まらないくらいいっぱいあるので、これからはちょくちょく登場してもらいたいと思いますので、今日はこの辺で、チャオ。

2015/1/27 更新

安納芋

まだ1月というのに汗だくになりながらもなんとか枝燃やし終わりました!

切り落とした枝を燃やさないで細かく切ってそのまま土にかえすという方法もあるんですが
山のぶどうでは焼却しています。理由は2つあります。

一つは、剪定で切り落とした枝に病原菌が寒い冬を越すために隠れている可能性があるので
少しでも菌を減らし病気をさせない。という目的で焼却するようにしています。

もう一つは、なんといっても冬はやっぱり焼き芋を食べたいからっ‼︎です。
二つ目の理由のおかげで枝燃やしは汗だくになりながらも楽しくていい仕事になります。

焼き芋は恒例行事となりました。(というか遅めの昼ごはんですね。)
私と妻と2歳になった息子と一緒に、1月の寒い青空の下で焚き火にあたりながら食べる焼き芋。
これがまた、特別においしいんです!がんばってよかったぁ~と思います。

焼き芋 親子

焼き芋だけではなく、鶏のもも肉もホイル焼きします。
妻が下味をしっかりつけてくれてるので食が進みます。
個人的に1番好きなのはジャガイモの焼き芋です。あっさりしていておいしいですよ。
一度試してみてください。

お腹いっぱいになったら枝燃やしの終了です。

2015年01月24日更新

独り言一旦お休みです。

剪定に入って約2週間。ようやく巨峰の剪定が終わりました。
これで一旦独り言の日々がお休みします。

まだまだ長梢剪定の課題は残りますがまた来年に繰り越しです。
こうやって毎年新たな課題が生まれ、1年後に向けて勉強し対策をして
ぶどうの成長と共に検証し、という繰り返しです。

本当にぶどうは奥が深いなぁと感じます。
だけどその分おいしいぶどうが実る時はとてもうれしくなります。

剪定が終わったので今度は剪定して切り落とした枝を集めて燃やします。
なるべく寒い日に燃やして温まりたいのですが本日は昨日の雨が嘘のような晴天‼︎
こういう時だけ晴れ男なんですね…。

剪定終了

2015年01月23日更新

今年もよろしくお願いします。

山のぶどうの本剪定は露地で育てている巨峰(種あり)の本剪定から入ります。

いろいろ品種がある中でなぜ巨峰の剪定から入るかというと
当園ではぶどうの花が咲く順番で剪定をしています。
巨峰→ピオーネ→ブラックビート→翠峰→シャインマスカット
この順に剪定を行います。

巨峰は長梢剪定といって昔から行われている技法で仕立てています。
剪定する枝の長さで樹勢のコントロールをします。
これがまた奥が深く、とても難しい剪定です。

1本1本、樹の状態を見ながら
その樹に適した長さで剪定をします。

この剪定という作業はこれからの樹の状態や品質にも大きく影響するとても大切な仕事です。

これから2週間くらいは「ここを切ったらどうやろう… でもなぁ」とか
「よしよし、ここは横の木の枝がここまできて… ここまでかな。」と
独り言が多くなり、側から見るとちょっと避けたくなるような人に変身してしまいます。

こんな感じで日々勉強しながらぶどうの樹と共に成長していきます。

巨峰園

2015年01月10日更新